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「旬の固定種野菜セット」の品種説明

 

 

12月

赤芽(目)芋 セレベス [あかめいも セレベス]

芽が赤く、皮肌がほんのり赤味がかっている里芋です。「大吉」とも呼ばれ、縁起のよさそうなお芋はインドネシアのセレベス島(現在のスラウェシ島)出身です。ぬめりは少なめでホクホクが美味しい!むいた皮は唐揚げや天麩羅でお楽しみください。まさかのお味です。

 

赤ひげネギ[あかひげネギ]

水戸地方の在来種から選抜改良された品種。緑の葉から外皮が赤紫色の葉鞘部まで全て柔らか~いネギ!火を通すと白くなるのはちょっと残念ですが、パクリといけばそれを忘れてしまう美味しさ。そして、根にもネギの味がしっかり!乾燥させてダシにしたり、また、素揚げにした根はサラダのトッピングとして活躍します。ネギの原産地中国では、紀元前から栽培され、体をあたため、疲労を回復する薬用植物として珍重されていました。厳しい寒さが続くこの時期には嬉しい野菜です。

 

大浦ゴボウ [おおうらゴボウ]

二百数十年前に大浦村(現千葉県)の鈴木四郎兵衛という人が、ゴミ捨て場に生える大きなごぼうを見つけ改良したとされます。「勝ちごぼう」と呼ばれ、江戸以前から成田山新勝寺に奉納された有名なゴボウ。ちょっと驚く姿ですが、柔らかくとても風味があります。素揚げは香ばし~い!煮るととても柔らかく、煮ものでも大活躍!そして、ポタージュも楽しめます。寒い日には笹がきにして牛蒡鍋なんていうのも美味。もちろんキンピラだって御手のもの。スが通ってもやわらかく、太くなるとスが空洞になり、肉詰め料理ができるほど。大浦ならではの一品らしいですが、さて、今季はどのサイズの大浦に会えるでしょうか。色々なレシピをお楽しみください。

 

かつお菜

博多っ子の大好物!火を通すとほのかな鰹の香りがすると言われる福岡の在来種です。胡麻和え、クリーム煮、卵とじ等々で、そして、お鍋に入れるとトロッとして最高。

 

鷹の爪 [たかのつめ]

空に向かって伸びる姿が鷹の爪に似ていることからそう呼ばれるようになった、日本ではお馴染みの赤唐辛子。乾燥されている程、辛みが強いです。加熱すると辛さが倍増しますので、ご注意ください。

 

バターナッツ

南米生まれのひょうたん型のカボチャです。ナッツのような風味とねっとりとした果肉が魅力。繊維質が少ないので滑らかなポタージュからソテーやフライ、味噌汁やシチューなどの具としても楽しめます。蒸す時は少量の水で。その水もとっても甘くなり、スープやお味噌汁に使えます。そのまま生でも食べられるので、薄くスライス、または千切りでサラダにも。さらに、むいた皮だけでも美味しいメニューが作れます!少し厚めにむいた皮を千切りにし、オリーブオイルでカリッと炒めて塩・コショウすると、粋なおつまみが完成。その他、きんぴらごぼうや炒め物の具に加えても、なかなかの美味しさです。種は乾燥させたものを炒って塩を振ると乙な一品に。

 

11月

赤リアスからし菜
形状は水菜の様で葉は鮮やかな赤色。辛みがきいた嬉しい葉物は生でも軽く湯がいたり、炒めても楽しめます。

 

芋づる(さつまいもの茎)
3-4cmに切り、軽く茹でた後、ごま油で炒めてから甘辛く煮てみて下さい。香りはないものの、春の蕗ならぬ秋の蕗とも思えるお味。イノシシには真似できません!

 

里芋 石川早生 [サトイモ いしかわわせ]
大阪府の南河内郡石川村(現河南町)生まれの品種です。この品種を味わうには、皮付きのまま蒸す「衣かつぎ」がお薦めです。もちろん、煮物から薄切りのソテーも楽しいお味。皮をむいて調理するときは、その皮を唐揚げや天麩羅でお楽しみください。まさかのお味です。

 

白ニンニク 

一番外側の皮は白っぽく見えますが、薄皮をむいていくと、中には紫色の皮が見えてくることもあります。様々なお料理に活躍しますが、ホイル焼きのホクホクしたニンニクが一押しです。

 

長崎赤カブ [ながさきあかカブ]
江戸時代以前から栽培されていたらしいといわれる歴史の長い長崎県の品種です。鮮やかな外皮の色は三杯酢につけると内部までピンクに染め、見事な色合いに。もちろん、火を通しても楽しめます。茎も一緒に縦にスライスした形でのソテーが「月の星」の今年のお気に入りです。

 

早生会津カボチャ [わせあいづカボチャ]
今は稀有な存在となってしまった、菊座が美しい日本カボチャの代表的品種です。江戸時代から会津盆地で栽培されていたと言われます。未熟果は暗緑色の地色に虎斑があるユニークな姿。日本かぼちゃにはホクホクした西洋カボチャとは一味違う、独特でさわやかな風味となめらかな食感があります。水分が多いので西洋カボチャのように喉に詰まるようなことは少なく、ご年配の方やお子様にも安心です。まずは好きな大きさに切り、少量の水で少し硬めに蒸し、素の味をお楽しみください。冷めたほうが味が引きしまります。皮をむいて調理した際は、甘味のある皮は天麩羅でお楽しみください。海草や油とも相性がよく、アラメやヒジキと煮たり、素揚げや揚げ浸しの一品として最高です。お客様で「ハーブと一緒にオーブン焼き」がベストとおっしゃる方も。また、水分が多めなので、生食でも美味しく召し上がれます。種は乾燥させてたものを炒って塩を振ると乙な一品に。西洋南瓜とは違い長期保存は効かないので、お早目にお召し上がりください。

 

 

 

 

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