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「旬の固定種野菜セット」の品種説明

 

 

11月

レッドロシアン・ケール

フリルのような緑の葉と、赤い葉脈のコントラストが美しいレッド・ケールです。ケールはキャベツの祖先で紀元前から人類と馴染みがあります。ケールト人が最初に栽培したのでケール!緑黄色野菜の王様と呼ばれる、栄養価の高い野菜です。苦味はなく、風味豊かでキャベツと同様に茹でても炒めても楽しめます。もちろんサラダにも。オープンでチップにも出来ます。

チンゲン菜

やわらかい葉と歯ごたえのある茎は、炒めものからクリーム煮まで多彩なレシピで活躍します。

里芋 石川早生 [サトイモ いしかわわせ]
大阪府の南河内郡石川村(現河南町)生まれの品種です。この品種を味わうには、皮付きのまま蒸す「衣かつぎ」がお薦めです。もちろん、煮物から薄切りのソテーも楽しいお味。皮をむいて調理するときは、その皮を唐揚げや天麩羅でお楽しみください。まさかのお味です。

 

長崎赤カブ [ながさきあかカブ]
江戸時代以前から栽培されていたらしいといわれる歴史の長い長崎県の品種です。鮮やかな外皮の色は三杯酢につけると内部までピンクに染め、見事な色合いに。もちろん、火を通しても楽しめます。茎も一緒に縦にスライスした形でのソテーが「月の星」の今年のお気に入りです。

 

黄金ショウガ [オウゴンショウガ]
ショウガはサンスクリット語のシンガ(singa=角)とベラ(vera=形)の合成語で、「角の形をしたもの」という意味です。食用にする根茎が鹿の枝角に似ていることに由来しています。南アジア原産で、日本には三世紀頃に中国からもたらされました。ピリッとした辛味と香りをお楽しみください。保存は冷蔵庫ではなく、温かいところにお願いします。

 

姫冬瓜 [ひめとうがん]

春に植え付け、夏から秋に収穫し、冬まで保存可能なことから冬の瓜=冬瓜と呼ばれます。生まれはインドと言われ、中国経由で日本には五世紀頃に伝来した長いお付き合いの野菜です。薬膳でもの効能が多く、実はもちろんのこと、皮は「冬瓜皮(とうがんひ)」、種は「冬瓜子(とうがし)」と呼ばれます。ご近所さんが栽培していた冬瓜の花が可愛く、栽培し始めました。収穫時期によって白い粉が吹いているものがありますが、 これは「ワックスブルーム」云うロウ成分です。乾燥や低温、太陽光、病原菌の感染、虫食などか」ら自らを守るために出しており、完熟した証拠。煮物、炒め物、和え物、あんかけなどでお楽しみください。スライサーでスライスして塩を振り、一晩以上おいた塩もみや浅漬けも手軽で美味しいです。

10月

ときわ地這キュウリ [ときわぢばえキュウリ]
瑞々しいキュウリです。生のままでも、炒めてもスープに入れても美味しい。支柱を立てずに地這えで育つため色の薄い部分があります。

株張り春菊 [かぶはりシュンギク]
「余り好きではなかったけれど、今は大好きです!」と言われる葉物野菜第一位が春菊です。日本には室町時代に中国を経て渡来したと言われ、馴染みの深い葉物。栄養価は高く、特に春菊に含まれているβ-カロチンはホウレン草を上回ります。春に咲く黄色い花はグラデーションのかかったものからツートンや単色などあり、種採りが楽しい野菜の一つ。株張り型は関西を中心に広く栽培されている品種です。冬の鍋料理で活躍しますが、実は寒さに弱く、露地栽培の旬はまさに今です。まだF1品種がない貴重な野菜なので、「月と星」ならではの春菊の風味をお楽しみください。

 

​バターナッツ

南米生まれのひょうたん型のカボチャです。ナッツのような風味とねっとりとした果肉が魅力。繊維質が少ないので滑らかなポタージュからソテーやフライ、味噌汁やシチューなどの具としても楽しめます。蒸す時は少量の水で。その水もとっても甘くなり、スープやお味噌汁に使えます。そのまま生でも食べられるので、薄くスライス、または千切りでサラダにも。さらに、むいた皮だけでも美味しいメニューが作れます!少し厚めにむいた皮を千切りにし、オリーブオイルでカリッと炒めて塩・コショウすると、粋なおつまみが完成。その他、きんぴらごぼうや炒め物の具に加えても、なかなかの美味しさです。種は乾燥させたものを炒って塩を振ると乙な一品に。

ししとう
南米産トウガラシが日本に16世紀末に入って来て、改良された日本独自の野菜です。実の先端部が獅子の頭に似ているから「獅子唐辛子」、略して「ししとう」。いただくのが楽しくなります!

 

白ニンニク 

一番外側の皮は白っぽく見えますが、薄皮をむいていくと、中には紫色の皮が見えてくることもあります。様々なお料理に活躍しますが、ホイル焼きのホクホクしたニンニクが一押しです。

リーフレタス オークリーフ

この品種には研修中に初めて種取り用の株の選別をさせてもらった思い出があり、是非、育てたいリーフレタスでした。一般的にレタスはそれほど地力がなくても育つのですが、それもかなりの品種差があります。このレタスは肥沃な土がお好み。初年度は葉っぱが数枚出ただけの小さな小さなレタスでした。三年目に自家採種に成功して以来、セットにレギュラーとして登場しています。美しい葉形とお味をご堪能ください。


 


 

 

 

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